韓国が日常になった60代主婦の暮らし

韓国のこと

2016年1通のメールが届いたことがきっかけで韓国が近くになり人生が楽しくなった日常のお話です。

2016年、ある日1通の当選メールが届いた

1通のメール【当選通知】が届いた。
全く身に覚えのないメールを信じたくなかったが、url を見るとasianaとなっている。

まさか、

なんと、韓国往復航空券当選のお知らせだった。いつどこでポチッとしたのか全く覚えがないけど間違いなく当選した。

嘘のような話。
当選者は1名で応募先はアシアナ航空だった。何でも応募はしておくものだと思った。

58才韓国ひとり旅デビュー

海外ひとり旅は憧れだったけど現実的になかなか行動に移せるものでもない。若くて独身時代ならともかく主婦なのにムリだと思いながらもチャンスを待っていた。

そのチャンスが向こうからやって来たのだからつかむしかない。
義両親も見送ったし障害になる壁もないから自分が決めるだけでいいし夫はいつものように事後報告でいい。

そして、念願の海外ひとり旅は58歳デビュー🤎

韓国ひとりで何する?

さて、韓国にひとりで行くことは決めた。
韓国語は全く読めない話せない。

韓国に20代の頃から何度も行っているけど喋れなくても大丈夫だった。
中学生英語もあるし何とかなるでしょうと安易な考えだと後でわかる。

買い物、エステ、観光以外で楽しそうなことを調べた。

市場めぐり?

韓国には、食以外の市場がたくさんある。食べるものもいいけどどんなものが市場にあるのかみたい。もしかしたら新しい出会いがあるかもしれないし時間があれば地元スーパーにも行ってみたい。

目的が決まり2泊3日の韓国ひとり旅いよいよ始まる。

韓国の市場|韓国ショッピング・おみやげガイド
韓国ショッピング「韓国の市場」の写真付きガイド。人気のおみやげや現地で買えるお店も紹介。

久しぶりの韓国とひとり旅の珍道中

海外にひとりで行くのだから事前準備はバッチリしてきたつもりだった。入国カード記入、入国審査から電車の乗り方、タクシーの乗り方、チェックインまで課題が盛り沢山。

空港からソウル駅まで電車で行く→ソウル駅からホテルまでタクシーに乗る。
これだけでもひと汗かくほどハードルが高かった。笑

言葉のわからない国でひとりで行動する恐怖はあるけど久しぶりに感じる高揚感。

高揚感とは一般的に気持ちがいつも以上に興奮したり、高ぶった状態を表します。ものすごくうれしいことや、ワクワクする出来事があると「気持ちが高揚する」と表現しますが、いつもより刺激的なことがあり、喜びに満ちた心の状態と言えるでしょう。

ひとりで地下鉄に乗ってみた

目的の市場に行くために地下鉄を使用する。タクシーでもいいけど地下鉄はひとり旅の醍醐味?
翻訳アプリとグーグルマップ頼みにドキドキしながら地下鉄に行ってみたら深くて、長くて、広くて、階段長いし、足が痛いし、もー嫌になる。

切符がそもそも買えないところからスタート。
なんとか乗れたら反対方向に乗っていることもわからないしどの出口を出ていいのかもわからないから何度も迷子になった。

それでも懲りない自分の性格が吉なのか凶なのか?
自分でもわからない。

市場で感動の出会いがあった

いちばん行きたかった市場に乗り換えをしてやっとの思いで辿り着いた。
私の知らない魅惑の世界がそこに広がっていた。1日では回りきれない数の店舗と商品。

感動した

これ売りたい!

そう思った。

実父は、商売人だった。
血は争えないと思う時がある。

まさに、この高揚感は普通じゃない。笑
私は決心した。

それから毎月、それを求めて4ヶ月間渡韓し他の市場も見て回った。
韓国語を同時に習い始めハングルは読めるようになっていたから地下鉄もフツーに乗れるようになったし現地の人に発音を褒められるようになっていた。

韓国語の勉強方法

早く韓国語を覚えるため個人レッスンを選んだ。
韓国人でマンツーマンレッスンができる人をネット検索し週1カフェでレッスンを始めた。

韓国語の個人レッスン2ヶ月→2ヶ月目くらいからハングルが読めるようになった。
韓国ドラマがいいと聞き韓国ドラマを見始める→優しいハングルが書けるようになったしスマホで打つこともできるようになったし短いフレーズは覚え発音もできるようになっていった。


韓国雑貨店を始めた

渡韓から5ヶ月後の翌年お店を始めることを決意した。
庭に日曜大工で小さなお店を作ること。
同時にネットショップ開設。
これが2017年からの目標になった。

あれから、6年。
年4回韓国買い付けに行きお店を運営。2店舗になった。
お取引件数は1000件を超えリピーター様も増えた。

コロナ以前に韓国でアルバイトを募集して買い付けのお手伝いをしてもらっている人がいる。
韓国に行けない時はカカオトークで直接問屋に韓国語で発注する。

韓国銀行口座も2018年開設したから問屋に直接送金することができる。

こうして、6年間私と韓国を繋いでくれた。
韓国にお友達も知り合いも増えた。韓国ドラマは年間70本は見るし韓国バラエティ、韓国YouTube、韓国料理、韓国語勉強など含め私の日常は韓国一色になっていった。

行きつけになったマッサージ店のオーナーが毎年明洞新世界デパートのイルミネーションの動画をラインで送ってくれる。毎年楽しみにしていたイルミネーションが見られなくなって3年。2023年のイルミネーションは現地で見ようと思ってる。

こうして韓国は私の日常になっている。

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